水を凍らせて防災対策を強化しよう

災害時の備蓄として、水は11人1日あたり3L（飲料+調理用）が必要とされています。4人家族の場合、1日で12Lが必要です。しかし、水には保存期間があるため、定期的に消費するローテーションが推奨されています。

そこで、水を凍らせて保存することを提案します。水を凍らせることで、保存期間が飛躍的に延長されます。例えば、アイリスオーヤマの冷凍庫【PF-B100TD-W】にペットボトルに入れた水を最大100L凍らせておくことができます。この冷凍庫は災害時に開けるため、普段は開けずにクローゼットや物置部屋など、邪魔にならない場所に設置すると良いでしょう。

もう一つのメリットとして、凍らせた水は保冷剤としても利用可能です。凍ったペットボトルをクーラーボックスに移し、食材と一緒に入れておくことで保冷効果を発揮します。キャンプの経験からも、4Lの氷があれば2泊3日ほどの保冷が可能です。アイリスオーヤマの【ヒューゲル VITC-60】のような真空断熱パネルのクーラーボックスを使用すると、さらに長持ちします。

なお、氷は0℃で溶け始めるため、クーラーボックスの温度を0℃以下に維持することは難しいです。クーラーボックスの内部温度は約10℃を想定してください。このため、冷凍食材を保存することは難しいですが、食品の一時的な保存には十分です。

「冷蔵庫に凍ったペットボトルを入れればいいのでは？」と思われるかもしれませんが、冷蔵庫の扉は前面にあり、開けると冷気が逃げやすい構造になっています。

そのため、災害時には冷凍庫や野菜室が引き出し式であれば、冷凍食品は早めに消費するか処分し、その空いたスペースをクーラーボックスのように使うのが効果的です。

アイリスオーヤマの冷凍庫【PF-B100TD-W】の定格消費電力は52Wです。大容量バッテリーを接続すれば、氷の状態を維持したり、冷凍食品を保存することも可能です。