KiCadデータをJLCPCBにアップロードする手順

1. PCBデザインの確認

KiCadの「PCB Editor (Pcbnew)」で設計データを開き、デザインルールやエラーをチェックしてください。

2. Gerberファイルのエクスポート

  1. 「ファイル」→「プロット」を選択
  2. 出力形式を「Gerber」に設定
  3. 以下のオプションにチェックを入れる:
    • 「F.Cu」「B.Cu」(フォイル/銅)
    • 「F.SilkS」「B.SilkS」(シルクスクリーン)
    • 「F.Mask」「B.Mask」(ソルダーマスク)
    • 「Edge.Cuts」(外形)
    • 「User.Drawings」(ドリルマークのガイド)[オプション]
  4. 「生成するボードのアウトライン」にチェック
  5. 「Protel拡張形式」にチェック
  6. 「プロット」をクリックしてファイルを生成

3. ドリルファイル(NC Drill)エクスポート

  1. 「ファイル」→「プロット」画面の「ドリルファイルの作成」をクリック
  2. 以下のオプションにチェック:
    • 「Excellon」フォーマット
    • 「Protel拡張」にチェック
    • 「絶対座標系」を選択
    • 「ドリル&プラットフォームマーク」にチェック
  3. 「ドリルファイル生成」をクリックして作成

4. ファイルの準備

以下のファイルを1つのZIPファイルにまとめます:

  • F_Cu.gbr
  • B_Cu.gbr
  • F_SilkS.gbr
  • B_SilkS.gbr
  • F_Mask.gbr
  • B_Mask.gbr
  • Edge_Cuts.gbr
  • drill.txt

5. JLCPCBへのアップロード

  1. JLCPCBのサイトにログイン
  2. 「Order Now」をクリック
  3. 「Add your Gerber file」を選択し、作成したZIPファイルをアップロード
  4. 自動解析後、内容を確認
  5. 「Save to Cart」をクリック

6. 最終確認と発注

3Dプレビューでデータを確認し、問題がなければ「Order」をクリックして支払いを完了します。

ポイント

  • 「Protel拡張フォーマット」での出力が推奨されます。
  • 「Edge.Cuts」レイヤーが欠けていると基板形状が認識されないため注意してください。

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