本の感想と思考の変化:読んだ本が私にもたらしたインスピレーション

はじめに私とオーディブルについて

本を読むことが苦手な私にとって、オーディブルは”読む”ではなく”聞く”なので、とても大きな価値があります。
診断を受けたことはありませんが、私はこの記事『トム・クルーズも悩んだ学習障害 読み書きが苦手、詐欺にあう場合も』by朝日新聞デジタルの内容にとても共感できます。
この記事に共感を受けた方は、是非オーディブルをお試下さい。

読み書きが苦手なだったエピソードはこちら
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オーディブルで聞いた作品の感想

感想を書く上で自分自身の教養に用のように上乗せさせたかを書くように心がけてます。

大名倒産 上 下

著者: 浅田次郎

再生時間:上巻 11 時間 56 分

再生時間:下巻 11 時間 54 分


大名倒産 上

【感想】

『大名倒産』を読んでの感想は、まず七福神の独特な考え方に驚きました。7人揃わないと仕事をしないという考えは、一見面白くもありますが、深く考えると、それぞれの要素が全て揃わないと真の価値や意味を持たないという哲学的な考え方を感じました。

この物語を通して、お金だけが人の幸せを形作るものではないということが示唆されています。貧しくても長生きすることが真の幸福とは言えないし、逆に富裕であっても何か大切なものが欠けていたらそれは真の幸福とは言えません。この考え方は、現代社会にも通じる普遍的なテーマだと感じました。

また、物語の中での越中の大番頭のキャラクターは、印象的で魅力的でした。彼の存在を通して、地域の文化や食に対する愛情を感じることができました。特に、塩引ジャケに関する記述は、私自身の舌を刺激し、実際に食べてみたいという欲求を抑えきれませんでした。このように、物語を通して実際の行動に影響を与えられる力は、本の魅力の一つだと感じました。

最後に、『大名倒産』は、歴史や文化、人間の哲学を考えるきっかけを与えてくれる素晴らしい作品だと思います。そして、それを通して、自分自身の幸福についても考えることができました。

※この感想はあくまで個人的な意見です。

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サピエンス日本上陸 3万年前の大航海

著者: 海部 陽介

再生時間: 8 時間 55 分


サピエンス日本上陸 3万年前の大航海

【感想】

この本を読み進めると、「3万年前に海を渡って日本に辿り着いた」という出来事の詳細が次第に明らかになり、その思考に引き込まれます。

特に印象深かったのは、海を渡るという物語の中で、山の重要性について述べられている点です。日の出時に山の頂上から東方向の海を見下ろすと、水平線に現れるのが与那国島です。太陽はその島の背後から昇ってきます。そんな神秘的な風景を想像しました。さらに、船を作るための材料も、この山から調達します。

場所について考えると、船を出せる海、材料が手に入る山、与那国島に魅力を感じさせる要素、さらに潮の流れなどを考慮すると、考えうる場所が限定的になっていくことがわかります。その過程がとても興味深いと感じました。

※この感想はあくまで個人的な意見です。

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人生を面白くする 本物の教養: (幻冬舎新書)

著者: 出口 治明

再生時間: 6 時間 43 分


人生を面白くする 本物の教養: (幻冬舎新書)

【感想】

本をたくさん読んで他者の意見を取り入れて、自分の意見を完成させていく重要性について書かれていました。

本文からは外れていますが、私が印象に残ったのは、「国語は定性的、算数は定量的」という一節でした。これまで、私は理系の立場から話を展開することが多く、その結果、話が細かく、長くなりがちでした。その原因を「定量的な要素が強い」ことだと気づかされました。つまり、私の話には理解されにくい定量的な要素が多すぎるのです。

そして、その問題解決の鍵となることにも気づきました。「国語的な定性的な要素」をもっと話に取り入れることが必要だと感じました。具体的には、ストーリーテリングの要素を強化し、情報だけでなく感情や意図をも含んだ対話を目指すことです。

これからは、より理解しやすい話し方を心掛け、国語的な定性的な要素を日々の会話に取り入れることで、自己成長を遂げていきたいと思います。

※この感想はあくまで個人的な意見です。

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世界のビジネスエリートは知っている ルーヴルに学ぶ美術の教養

著者: 木村 泰司


世界のビジネスエリートは知っている ルーヴルに学ぶ美術の教養

【感想】

古い絵画の持つ深いメッセージや背景について新たな認識を得ることができました。絵画はただ見るものではなく、その中に込められたメッセージや歴史、背景を「読む」ものであることを知り、驚きました。

美術品には、当時の社会背景や価値観、人々の生活や感情が色濃く反映されています。このことを知ると、ただ美しいと感じるだけでなく、その背後に隠された深い物語や情報を感じ取ることができるようになりました。これはまるで、古い絵画が当時の新聞のように、時代の出来事や人々の思いを伝えるメディアであったことを示唆しています。

この一冊を通じて、絵画や美術品を見る視点が変わったと感じます。以前は美術館に行くと、絵の美しさや技巧を楽しむだけでしたが、今はその絵の中に隠されたメッセージや歴史を読み解く楽しみが増えました。ビジネスの現場で直接的に活かすかは別として、豊かな教養としての価値は計り知れません。

美術の知識だけでなく、深い洞察力や視点の豊かさを身につける手助けをしてくれる一冊でした。美術に興味がある方だけでなく、新しい視点を持ちたいと考えるすべての人におすすめしたい本です。

※この感想はあくまで個人的な意見です。

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